「山上 山また山」/致知4月号社内木鶏会を開催しました
加藤滋樹です。
21回目の社内木鶏会を開催することができました。
今回も私の感想文を転載いたしました。
ご高覧をいただけましたら幸いです。
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今回で21回目の社内木鶏会となります。ありがとうございます。
今回のテーマは「山上、山また山」。
今回を通じて強く思ったのは、私たちの行動指針である「すべてを受け入れ、全てを生かす」です。その想いにいたった文章と所感を本日も取り上げて参ります。
冒頭、特集総リードにもあるように、「山上、山また山」を、本当に痛感する日々です。また、常に山に登るということは、物事に正面突破することと、そのためには気魄が必要であるということを実感する日々です。
日本電産の永守重信さん、京都先端科学大学の名和高司さんとの対談「人財の育成こそ企業発展の要なり」では、永守さんの「おまえは人の二倍働いているか」、名和先生の「危機感・悲壮感では何も解決されません。前向きな危機感・志命感を持ち、絶えず気持ちを引き締めて物事に当たることの大切さを、私は理事長の姿勢から教えられるんです」が印象にのこった。私も人の二倍働き、「日本でいちばん幸せを感じられる会社をつくる」という前向きな志命感を持って、物事に当たりたい。
森信三先生の三男・森迪彦(もりみちひこ)さん、実践人の家の兼氏敏幸さん、浅井周英さんの鼎談「森信三が目指した世界」では、「最初は大きなマイナスと考えられていたものを、全力を挙げてそれに取り組むことによって、ついにそれをひっくり返して、逆に輝かしいものいするのです」という最善観、また「全一学」の教えとして、「命は天から授かったものであり、その天に与えられた命、才能をいかに発揮するかを探求していきなさい」ということばに勇気をいただいた。
ドラッカー協会・佐藤等先生の「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」では、「個人からの貢献を得るという組織のニーズと、自らの目的の達成のための道具として組織を使うという個人のニーズを調和させる」という部分が興味深かった。私たち経営者は得てして前者のみを意識してしまいがちであるが、一方で「自己実現と成長に価値をおいて働き続けること」という金銭的欲求以外の価値についても、経営者は探求しなければならない。
正面突破
気魄
二倍働く
前向きな危機感・志命感
森信三先生の最善感・全一学
個人からの貢献と自己実現
これらの言葉たちは、前向きに挑戦し、生きるということである。しかしそれは、決して前だけを見て生きることであったり、楽に生きたりするということではない。また、楽しく安易なことだけをして生きるということでもない。
それが「山上、山また山」
背中に重いものを背負い、時に悔しい思いをし、時に涙し、時に坂道に逢ったとしても、それを受け入れ、すべての困難を受け入れ、すべてを生かしていく。
これらは、私たちの会社の行動指針であり、永年、ご指導をいただいている松下政経塾・塾頭の金子一也先生に賜った御言葉である「すべてを受け入れ、すべてを生かす」につながるメッセージでもあるとも感じた。良いことも悪いことも、全ての物事と全ての心情を包摂し、私の生き方と企業経営の実践に活かし、志と理想の実現に邁進していきたい。
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当社コラムをご覧いただきありがとうございました。
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