第2回目となる、社内木鶏会を開催しました。

今回は関東営業所のメンバーも参加してくれました。今回も月刊紙『致知9月号』読み、その感想を述べ、美点凝視と素直な心でお互にフィードバックを行いました。

小生は、佐藤等先生の「第19回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 自らをマネジメントするということは一つの変革である。」の感想を述べました。以下、拙文で恥ずかしい限りではありますが、考えていることの一端をご案内する意味でも転載をさせて頂きます。
 
 コロナ禍の影響で私たちの仕事もテレワークが多くなり、実に日本人の3割以上がテレワークを経験することになりました。様々な課題を発生させながらも、この流れは進んでいきます。テレワークの対象となった仕事はドラッカーがかつて「知識労働」と呼んだものの多くだそうで、いま、木鶏会に取り組む私の仕事も知識労働といえます。
 佐藤先生は「知識労働の生産性を向上させる手段」として、6つの条件を述べています。
 一、仕事の目的を考える
 二、働く者自身が生産性向上の責任を負い、自律的に自らをマネジメントする
 三、継続してイノベーション(技術革新)を行う
 四、自ら継続して学び、人に教える
 五、知識労働の生産性は、量よりも質の問題であること理解する
 六、知識労働者は組織にとってのコストではなく、資本財であることを理解する。知識労働者自身が組織のために働くことを欲する。

 木鶏会の目的は自己の人間力を醸成することにありますので、本稿では6つの条件を紹介するだけでなく、一度、私自身を自己採点してみます。お読みの方もよろしければ、是非、心の中で自己採点してみてください。

 一、については、全てではありませんが、八割はできています。できていないときは、他人からの押し付けであったり、忙しさにかまけているときであり、気をつけなければなりません。
 二、とについては、60〜70点、及第点くらいでしょうか。まだまだ生産性向上に向けた実践とはなにか、なかなか取り組みが進んでいません。
 三、についてはLPやインタビューなど新たなノウハウを取り入れ前進している自信があります。
 四、についても三と同様、「継続して学び」のところは自信がありますが、人に教える、共有するという点ですと、まだまだ自分と皆さんとの間にギャップがあり、私の努力不足が課題です。
 五、は在宅ワークがメインとなりつつある今、とても痛感しています。
 六、一文目は十分に理解しています。後半の二文目は、私自身が組織のビジョンである「日本でいちばん幸せを感じられる会社をつくる」ことに向かってよりいっそう精進していく必要があると痛感しています。

 最後段には、「知識労働社会においてもマネジメントの原則は責任にあり不変、そしてセルフマネジメントの重要性が増す」と述べられていました。ここで痛感するのは、自身の経営に立ち向かう姿勢の明確化です。一昨日、ちょうど社内で質問がありました。そこで真剣に考えていたところ、私たちがマネジメントに立ち向かう際の経営信条について「会社は社員のために、実践はお客様のために、利益は未来のために」ということばが生まれてきました。

 こちらを明確に示すことでよりいっそう自己を律し、世の中の変革に立ち向かって参ります。

加藤滋樹

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