第3回目となる、社内木鶏会を開催しました。

木鶏会とは、月刊『致知』を読み、感想を述べ、それに対して、素心と美点凝視の精神でフィードバックをお互いに行うミーティングです。

今回取り上げた、10月号のテーマは「人生常にこれから」。

私たちも、「これから」の精神でチャレンジを続けていくために、「コミュニティの醸成とそれに対するフォロー」を重視。
そして何よりも考えるだけでなく、実践、行動が大切である、という結論となりました。

今回も素晴らしい仲間と所感を分かち合うことができ、感謝です。

以下、拙文で恐縮ですが、小生の感想を転載いたします。
考えの一端をご理解いただけましたら幸いです。

今回の感想文では、予め私から個人的に推薦としてご案内した記事の中から、印象に残ったことを横断的に抜粋し、感想を書きたいと思います。

藤尾秀昭社長・編集長 特集総リード「人生は常にこれから」
こちらについては、まさにタイトル通りのことを痛感しています。尊敬する八天堂の森光社長もご著書の中でも「人生、今日が始まり」と常々述べておられます。

上甲晃先生・中博先生「松下幸之助に学ぶ危機の乗り越え方 眼前の破局は天の啓示であり、天訓である」
上甲晃先生は、松下政経塾の2代目の塾頭さんです。ちなみに、インターンの澤田さんを推薦してくださったのは、4代目で現塾頭の金子一也先生、上甲晃先生が塾頭時代に塾生として鞄持ちを為され、松下幸之助の薫陶を直接うけられた方です。本文ではコロナ禍の今こそ「平凡な積み重ね」に回帰する重要性を述べています。また、上甲晃先生は常々「己の損得を超えろ」と仰っています。これはちょうど先日澤田さんが引用して僕に話してくれました。
松下幸之助翁が「目先の損得を意識すると行き詰まる。商売は回り回ってくるものや」と仰ったことに由来しています。

佐藤等先生「第20回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 現代社会では一人ひとりの人間が、コミュニティのなかで、かつてコミュニティのために、自らイノベーションを行い、貢献していくという市民性なるものの回復の重要性が増大しています」
本稿では、コミュニティの中で自らが大切にしたい役割や立ち位置について日々自己刷新していくことの重要性を述べています。
 

一見、かけ離れているようにもみえる以上三つの引用ですが、私には、一直線になってみえます。それは私自身の責務です。
私たちの会社には、多様な知見を集約し、新しいサービスを産み出し、今まで気づかれていなかった課題を洗い出す能力が必要とされています。

私を含め、自分の生き方に主体的な決定権を持つことができる人間は多いと思います。

自分たちだけの目線ではなく、地域や社会の本当の意味で発展の一助となる、そんな仕事の内容を明らかにし、要不要を決断し、それに集中できる環境を整えていくことが、今、必要とされていると痛感しています。

加藤滋樹

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