「人生、一誠に帰す」/『致知1月号』感想文(加藤優)

致知&木鶏会、読書会


(高千穂神社)

P10「清き明き直き心こそ誠への道」を読んで

「神様パンパンするよ〜」
我が家の朝は神棚にお水やお酒をかえ、手を合わせ、家族で同じ方向に頭を下げ、意識を合わせる時間を設けています。

最近は仕事が忙しく、子どもの教科書を見ることや、子どものおりがみに付き合う時間が専業主婦時代より少なくなってしまった状況です。
どうしたら子どもたちが自分とは、家族とは、日本人とは、人間とは何か考え、彼らにどうしたらアイデンティティを、存在価値に気づいてもらえるのか考えた時に、手を合わせる時間が必要だと考えたのです。

高千穂神社・宮司の後藤俊彦さんの「日本の神道は考える宗教ではなく、感じる宗教」という言葉には共感しかありません。

先日、伊勢神宮の早朝参拝を行ってきました。冬の日の出は遅く、早朝といえど星空の下での外宮、日の出を内宮で拝みました。
親が多くを語らなくても、子どもたちはいろいろなものを感じ取ってくれたのではないかと思います。

山谷えり子さんの「ご先祖様や神仏と一緒に過ごしている、経糸、緯糸の中で紡がれてながら生かされている感覚」という言葉と、後藤さんの「神話伝説から個々の家族以外に、民族の共通の祖先があること」の言葉より、多くの人々にご縁を紡いでいけるように、あなたが大切で必要な糸であるのだよと感じてもらえるよう私自身の人間力をもっと高めなければならないと誓うことができました。

素晴らしい内容の対談でした。


(日の出前の下宮)


(内宮、五十鈴川にかかる宇治橋鳥居からのぞむ日の出)

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