「来日1ヶ月半で見違えるほど日本語力が上達した」/海外人財を受け入れてくださっている理事・施設長様にインタビューを行いました

お客様の声, 海外人材事業部

加藤滋樹です。

今回は、6月にインドネシア人の海外人材(介護分野・特定技能)が入職した特別養護老人ホームの理事・施設長であるN様(60代、男性)に、インタビューを行いました。

-施設の概要について教えてください
職員数80名の施設を経営しています。隣接の系列病院と一体的に運用しており、「すべての方々に喜んでいただける仕事をする」ことを理念としています。

-どうして海外人財を採用したいと思われましたか?
かつては系列病院においてEPA(看護師)の受け入れを経験していました。看護師さんなので知識もあり評判も良かったので、当施設においても海外人財の検討を進めることとなった。元々は近隣の大学と提携して留学生の枠組みを導入する予定であったが、9年という期間(大学4年、就労5年縛り)や費用面など課題は多かった。結果的に特定技能の検討に至りました。

-施設長・N様の他にどなたが、ご導入の意思決定をなさいましたか?
業務執行理事・Yさんと打ち合わせを行ったのち、理事会に諮り、承認を得ました。面接は5人で行いました。介護現場を巻き込みながら、各責任者が集まる会議に話を共有し入職までの準備をしました。

-着任後1ヶ月強が過ぎましたが、本人の様子はいかがですか?
二人とも明るく元気です。Iさん(講師)の転倒防止研修会にも参加しました。また、毎週のオンラインによる「介護の日本語勉強会」が彼女たちのメンタルの支えとなっており感謝しています。来日1ヶ月半で見違えるほど日本語力が上達した。日本語力と現場でのキャリアを高め、介護福祉士を目指してほしい。

-着任後1ヶ月強が過ぎましたが、日本人職員の雰囲気はいかがですか?
優しいスタッフさんが多いので、受け入れる側も体制が整っていると思います。

-宗教上で困ったことはありますか?
スタッフさんから特に意見が上がってはいません。お祈りなどは休憩時間で調整し、行ってくれれば良いと思っている。食事も自分達で考えた弁当を持ってきいます。今後はラマダンなどについてスタッフさんに説明していきたいと考えている。

-当社を選んでくださった理由を教えてください
はじめは、厚生労働省が推薦する大手企業にお願いする予定であったが、結局のところコミュニケーションがうまくとれなかった介護木鶏会でご一緒しており、顔が見える登録支援機関ということで相談をした。

-最後に、一言おねがいします
本人たちのキャリアを気にかけており、就業中に業務として日本語学習の時間を与えています。当施設は開設当初から海外人材の学びの時間も就業時間に入れ込んでいるため、日本人スタッフの嫉妬心はありません。海外人材の学びの成果は回り回ってスタッフや利用者様に良い結果として返ってくると信じています。

N様、この度は貴重なコメントをいただき、誠にありがとうございました。利用者様、施設の皆様、そして海外人財の三者がともに、「ご縁があってよかった」と思っていただけるように万全のサポートを行なってまいります。

当社コラムをご覧いただきありがとうございました。
海外人材に関してご興味のある方、人材の採用や定着にお困りの方は、お気軽にこちらの無料相談フォームにお寄せいただけますと幸いです(1分でご回答が可能です)。

関連記事一覧