<開催報告>介護分野における海外人材導入事例セミナーを開催しました
mobility careerの加藤滋樹です。
2月15日、海外人材導入事例セミナーを開催いたしました。
初の開催ということで、講師の方々や当社と元々お繋がりのある方に限定してお声がけをさせていただきました。
それでも、東は群馬県、西は長崎県まで、20名のご参加をいただきました。
リアルではお集まりいただけいない、オンラインの良さです。
今回のセミナー全体の進行役を通じて私が考えていましたのは、労働力不足に困っておられる方々は「本当の意味で何が必要なのか」ということでした(もともと、「ただ単純にリソースとして人を供給すればよい」という短絡的な考えは私たちの理念とは合わない、という漠然とした意識はありました)。
そして、その一つの答えを「参謀役」という、あるときは軍師、あるときは支援者、そしてあるときはともに汗をかく主体としての役割であると、全体を通じて確信しました。その理由は、発表者やグループディスカッションでの参加者の皆様から、人材不足で困っている経営者に「何よりも寄り添うこと」の重要性や、もっと根底にある「人に対する課題意識の見える化に向けた支援や解決の重要性」に関するご発言をいただいていたからです。
それでは、セミナーの要旨を私なりに抜粋してご案内いたします。
第1部の講演会では、はじめに、合同会社アップドラフト代表社員・蘭光豊様より、金融機関OBのネットワークとご自身のモットーである「お客様の立場に寄り添う」ことを念頭にしながら、介護施設様に海外人材のプログラムのご推薦をいただいた事例をお話いただきました。
そののち、当社北九州営業所・営業部長の錦織から、実際に蘭光様からバトンを受け取った後の介護施設様への対応を事例としてお話しました。お客様の理念を第一に理解すること、自身のプロジェクト開発の経験を如何にお客様の新規事業(海外人材採用)に横展開していくか、そして訪問看護の知見をご紹介するなかで、介護施設の経営者様に寄り添って活動を行っていることをお伝えいたしました。
現地ジャカルタからご登壇していただきました、送り出し機関LKI社・ディレクターの浦濱様からは、実際に日本語を学んでいる現場に赴いていただき、インドネシアの人たちとセミナー参加者との交流の場面を設けていただきました。インドネシアの人たちからは、セミナー参加者に対し「好きな日本食は?」「今の日本の季節はなんですか?」など素朴な質問があり、実際に参加者の方々からお答えをいただきながら、微笑ましい対話の場面を持つことができました。
第二部の意見交換会では、オンライン上でグループに分かれ、実際に講師を囲んでの座談会を開催しました。
・「○○をやったほうがよい」ということではなく、相手の考えを引き出した提案にこそ価値がある
・まちづくり全体に高齢者や介護に取り組む人たちの視点を生かしていきたい
・人に対する問題点をスピード感を持って解決して欲しい
といった有り難いご意見、ご示唆をいただきました。
冒頭にも述べましたように、今回のセミナーを通じて、困難を抱える人たちに如何に寄り添っていく「参謀役」でありたい。
私たちも考えを深める機会をいただきました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
以上、ご覧をいただき、ありがとうございました。
<ご参考リンク>
講師のプロフィール等については開催案内をご覧ください
実際にインドネシア人の介護士を採用しておられる介護施設レポート動画
(経営者、施設長、インドネシア人介護士インタビューもございます)