過去と現在とで変わったこと、人づくりとマーケティングの視点でのコーチング

加藤滋樹のつぶやき、「人づくり×マーケティング」

暑い日々が続いておりますが、いかがおすごしでしょうか。

2月から、会議や対話を活発にしていくために取り回していく技術であるファシリテーション、アイディアを拡散させ収斂させていくブレーンストーミングとブレインライティングについて、私の経験や失敗を振り返りながら解説をして参りました。そして今回、あらためてこれらの技術の根底に必要なものは何なのかということ振り返ってみました。
 根底に必要なものは何か。

それは、相対する目の前の人たちから、自発的に答えや考えを引き出すコーチングの能力ではないでしょうか。

俯瞰して考えてみると、人づくりにおいてもマーケティングにおいても、私たち目線での一方的な発信はプロダクトアウトとなり、独りよがりとなる危険性をはらんでいます。やはり現代はマーケットインの時代。答えは相手、すなわち能力を引き伸ばしたい社員や、当社の商品に興味を持ってほしいお客様の中にあります。

以上のような課題意識から、今回からコーチングを人づくりとマーケティングの視点で取り上げてみたいと思います。

さて、ここで本稿をお読みの皆様に質問があります。
 
「現在と過去を比較したとき、仕事をする上でもっとも変わったことは何でしょうか?」

私は、一言でいうと「スピード」に尽きると考えています。

現代社会において、環境が変化していくタイミングはますます早くなっていきます。環境変化が早いということは、ビジネスでの成功パターンが変化していく、進化していくスピードも早いということになります。あまり詳しく書けず申し訳ないのですが、私たちの仕事の現場においても、数ヶ月前までは全くニーズがなかった分野について、最近お客様より「今、この分野を求めている」とご要望をいただき、大変有り難い驚きを覚えた経験もあります。

また、他から聞いた話では、「製品の品質はある程度でよいからコストを下げてくれ」と要望を受け、2週間後に仕切り直しの提案をお持ちしたら「コストがかかってもよいから、良い品質の物をつくってくれ」と言われたそうです。

このような状況に直面したらどうでしょうか。「お客様が言っていることが違う」と憤慨するのは簡単ですが、お客様においても考え方を変更せざるを得ない事象があったのです。このように、私たちには日々変動していくニーズを上手く引き出し相手に寄り添っていく、そんなコーチングのスキルが求められているといえます。

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