本日、5回目となる社内木鶏会を開催しました。

木鶏会とは、月刊『致知』を読み、感想を述べ、それに対して、素心と美点凝視の精神でフィードバックをお互いに行うミーティングです。
(詳しい解説は致知出版社様のHPをご覧くだささい)

今回は福井県より、日頃よりお世話になっております双申株式会社の嶋崎万太郎社長もご参加をいただきました。
嶋崎様、ありがとうございました。

今回取り上げた、11月号のテーマは「苦難に勝る教師なし」。
参加したメンバーからは
「目先の現状の捉え方のちがい」
「共感力」
「過去に囚われずに未来志向で生きたい」
「すべてを受け入れる心持ち」
など、今回も率直な読後感を語り合うことができました。

最後に、小生の感想文を紹介させていただきます。
考えの一端をご理解いただけましたら幸いです。

致知12月号「苦難にまさる教師なし」を読み、印象に残った言葉を取り上げる中で、小生の活動と合わせて感想を述べたいと思います。

P9藤尾社長・特集総リード「苦難に勝る教師なし」では、多田野弘氏の「困難は自分の可能性を引き出してくれるチャンス、逃げずに立ち向かっていくことが大事」、
そして私たちが住む愛知県出身の森信三先生の「逆境は神の恩寵的試練である」というお言葉、
戦争や逆縁など、人生の幾多の困難を乗り越えてきた先人のことばに感銘をうけました。

P10北里大学特別名誉教授・大村智先生「この苦難をどう乗り越えるか」からは、P17「昔からピンチはチャンスといいますけど、こういう困難の中にあっては大きなプラスの芽が必ずあるし、それが次の発展に繋がると私は思っています。
こういう可能性があったのか、という新たな気づきや発見もきっと生まれることでしょう」という言葉が印象に残りました。
困難な時にこそ、新しい発見、次のステージに上がる何かがあると信じて、チャレンジを進めていきたい。

P20オリィ研究所代表・吉藤健太郎氏、仙拓社長・佐藤仙務氏「逆境を力に新たな時代を拓く」からは、お二人とも、両親の愛、そして出会いによって、困難からの脱却を得ておられた。
また、吉藤さんのインタビューは、先日テレビ番組でも報道をされており、小学四年生の長男が熱心に見ていました。
折り紙が得意という共通点、熱中した分野には拘りが見られるなど共通点が多くありました。
親としては「こうして欲しい」とすぐに口を出してしまうが、そこをぐっと堪えて本人の可能性を伸ばすことができるよう、見守っていきたい。

最後に、本年は、小生自身が経営者として困難に直面し、何より自身の志が試される有り難い一年でした。理想は先にあっても、現実はまだまだ前進できてはいません。

また、以前、致知出版社の藤尾社長が、「表紙に誰も載っていない致知が印刷されてしまった、という夢を見て夜中に嫌な汗をかいたことが何度もあった」と仰っていましたが、小生も「通帳にお金がまったく無い」という夢を見て、急に目が覚めたりしたことが何度もあります。
もちろん現実には違い、ちゃんと会社のお金は回っておりおりますが。

「先ほど引用した方々の困難に比べると私如きが」と心を奮い立たせて頑張っていきたいと心新たにいたしました。
「日本でいちばん幸せを感じられる会社をつくる」という私たちの志が世の中にどれだけ通用するかを問いかける絶好の機会と捉え、現在の苦難こそが私を成長させてくれる教師であると自負して、足踏みを止めることなく挑戦を続けて参ります。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

加藤滋樹

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