「命いっぱいに生きる」 第10回社内木鶏会を開催しました

木鶏会

加藤滋樹です。今月も社内にて木鶏会の機会を持つことができました。

致知出版社様ホームページにおける木鶏会の解説はこちらです)

今号の致知のテーマは「命いっぱいに生きる」。
参加者からは、
「試されている時代」
「誰も見ていないときにどれだけ真剣にできるか」
「障害があっても働くとができる世の中をつくりたい」
等々、今回も素直な読後感を共有することができました。

今月も小生の感想文を記載させていただきました。
お読みいただけましたら幸いです。

今回の社内木鶏会で10回目を迎えることができました。ありがたいことです。
 
 5月号のテーマは「命いっぱいに生きる」

特集総リードの冒頭で引用されている、松下幸之助の「どんな会社もすうっといったものはない。もう投げ出したくなるような状況を何度もくぐり抜けてきている」という言葉が、いきなり小生の心に刺さりました。現実には、もちろん投げ出すわけはないのですが、投げ出すような状況や気持ち、痛みを感じることは多々あります。

さて、今回のテーマ「命いっぱいに生きる」を見て、私は、はっと「挫けずに堂々と生きる」ということだと直感的に思いました。今回も印象に残った文章を3つとりあげつつ、なぜ「挫けずに堂々と生きる」という言葉を思い出したか、というエピソードも述べたいと思います。
 
 「人間の偉さは才能の多少よりも、己に授かった天分を生涯かけて出し尽くすか否かにあるといってよい」

特集総リードの後段にて取り上げられていた稀代の教育者・森信三先生のことばです。また、森先生には「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもらって生まれてくる。しかし、その封書を一度も開けずに人生を終えるひとがいかに多いことか」という有名なメッセージがあります。私も多少は天からの封書の中身が見えてきた気がしますが、やはりその全貌を明らかにするには、生涯をかけて難儀に挫けず前身し、命いっぱいに生き、チャレンジすることしかないと背中を押されました。

「誰かのために生きる時、人間の心は輝く」(のらねこ学かん代表・塩見志満子、おせっかい協会会長・高橋恵)では、「営業の秘訣はどうしたら相手の方に喜んでいただけるか。相手の心を動かすことができたら仕事はいただける」という部分と、「宅配便の人が来たら、私は必ずお茶とお菓子を差し上げるんですね」という親切心に共感をしました。この部分では、かつて商売人であった小生の亡祖父母から聞いた「手形は使わず、即金で支払う」ということを思い出しました。現在も当社ではご請求書をいただいたら感謝をし、月末払いという悠長なタイミングは設けず即座に支払いに移行することを心がけています。お客様の立場のとき、お金を払う立場になったときこそ有り難い。その時にこそ、その人の本質が明らかになると心得て、謙虚な姿勢で引き続き取り組んでいきたいと考えています。
 
「想像=創造、思いは必ず形にできる」(一条旅舘代表社員・一条一平)からは、一条さんほど過酷ではないものの、同じような境遇や考え方にシンパシーを感じました。たとえば「頭を冷静にして改めて決意したのが、雇用を維持することです」というお言葉。当社は旅館業ほどではないものの、やはり「働きたい」と思われる方には雇用や賃金維持をお守りしたいと揺るぎない決意をしていました。また、幼少期に「若旦那」と呼ばれプレッシャーを感じておられた部分についても同様でした。幸いにして一条さんのようにお父様を自殺で亡くされるという試練はなかったものの、小生については「家業の会社が現在は無い」という純然たる事実は、今でも小生の心の重しになっており、恐らく一生消えることは無いと思います。また、「経営者が動けば、質を上げることにお金はかかりません」という部分についても、まだまだ一条さんには及びませんが、大いに励みをいただきました。

最後に、「挫けずに堂々と生きる」について少しエピソードを紹介します。
4月に、岐阜県美濃加茂市の正眼寺・住職の山川宗玄老師のお話を聞く機会に恵まれました。山川老子は「挫けぬ心」をテーマにお話をされました。特に私が印象に残ったのは、言葉も発せず身動きもでず、ご親族も「意思疎通ができない」と諦めておられた何十年の支援者であるご老人と、手を触れ合い握りあうことのみで対話をし、過去の思い出を語り合われたお話です。そのご経験から、山川老師はどんな境遇においても、「そもそも人間は挫けぬ存在である。勢いをそがれ、弱まるという存在ではない。堂々と生きよう」と仰ってました。

特集総リードにて触れられていた、認知症の読者からの事前に原稿をしたためての丁寧なお電話についても、挫けない存在そのものであると感じました。

自分自身も挫けぬ存在であると自覚し、天分を向かって命いっぱいに生きていこうと改めて自覚をしました。

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